新聞配達の仕事について

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▶ 新聞配達の仕事

新聞配達の仕事といえば、一般の方からみれば新聞を配るだけじゃないのかと思われるかもしれません。

配達の仕事は、もちろん販売店の主要業務にちがいありません。

しかし、実際には配達だけではなくその他にも集金、営業などの仕事があります。

配達購読契約をしている各家庭に新聞を配る
集金購読料の集金
営業契約読者への継続依頼、新規購読者の獲得など

専業社員の場合は、基本的にこの3つの仕事すべてを行います。

ただ、最近は読者数も減ってきている中、どの販売店も営業に力を入れなければなりませんので、配達や集金の仕事はできるだけバイトに任せて、社員は区域管理や営業などの仕事に集中するという傾向にあります。

バイトでも社員と同じようにこの3つの仕事をすべてこなすという人もいるかもしれませんが、たいていは配達のみ、集金のみのバイト、もしくは配達+集金のバイトというケースが多いのではないでしょうか。

営業だけのバイト募集というのはあまり聞いたことがありません。

その他にも、折り込みの仕事もあります。

ここでは、配達の仕事について取り上げていきたいと思います。

▶ 日々の新聞配達の仕事の流れ

なにかとやることが多い、朝刊時の仕事の流れについてみていきます。

各販売店によって、勝手が違う場合もありますのでご了承ください。

店着

印刷工場からトラックで各販売店に当日の朝刊が届きます。

紙受け

届いた新聞の梱包を全員で店内に運び込みます。

1梱包はだいたい60部、ページ数が少ないときは80部のときもあります。

これを自分の受け持ち区域の配達部数分の梱包を自分の作業台に用意します。

例えば、部数が300部の場合は、5梱包持ってくるという要領です。

チラシ入れ

当日の朝刊にチラシを入れる作業です。

朝刊はただ新聞を配るだけではなく、地元の店舗などの広告主から依頼された複数のチラシを新聞に折り込んで配ります。

チラシ入れは各区域担当者が一部一部手作業で入れていき、チラシがはみ出さないようにきれいに整え、作業台に積んでいきます。

積み込み

チラシを入れた新聞を今度はバイクや自転車の荷台に積んでいきます。

バイクの場合、だいたい横向きに2列の山になるように積みます。

積み終わったら、あらかじめ荷台に敷いてある綿布と呼ばれる帯状の布を新聞に巻いて、さらに上からゴム製のバンド(だいたいは自転車のゴムチューブ)で荷崩れなどしないようにしっかりと新聞を固定します。

逓送の準備

チラシが分厚いときなどバイクや自転車にすべての部数を一度に積み込めない場合があります。

店から近い区域の場合には、残りの部数を取りに戻ったりしますが、店から遠い区域の場合は、店まで戻るのに時間がかかりますので、残りの部数を区域の指定の中継地点まで車で運んでもらいます。

そして、その中継地点で残りを積み込むという流れを取ります。

これを逓送(ていそう)とか転送などと呼びます。

逓送は専任の人の仕事ですが、その際、運びやすいようにまとまった部数を機械で梱包し、車に積み込みます。

紙分け

朝刊は、各新聞社の本紙だけではなく、スポーツ紙やその他の業界紙などの諸紙と呼ばれるものもあります。

これらの諸紙は、だいたい責任者が各区域ごとの部数に取り分けていきます。

そして、紙分けされた諸紙を各担当者が配りやすいように組んでいきます。

諸紙はだいたい、バイクや自転車の前かごに入れることが多いです。

配達

準備が完了したら、自分の区域に出発します。


以上が、朝刊時の主な仕事の流れです。

夕刊はチラシ入れや諸紙はありませんし、ページ数も少なく一度に積み込めますので逓送の仕事もありませんので、新聞が店着したらすぐに積み込んで出発できます。

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