欠配とは?

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▶ 欠配(けっぱい)

普通の仕事で言えば、無断欠勤に相当するのが欠配です。

無断欠勤はどんな仕事でもしてはいけないことですが、新聞配達の仕事をする上では特に、やってはいけないことと言っても過言ではありません。

普通の仕事であれば、まだ他の人がカバーしてくれるということもあるかもしれませんが、新聞配達だけは当日に余分な人員はいません。

基本的にそれぞれの区域の担当者しか出勤してきていませんので、一人が欠配すればすぐに代わりの人が配るというわけにはいきません。

欠配した場合は、その欠配者の区域を配れる人が、自分の配達を早く終わらせて配るか、配れる人が複数いれば同じく自区域を終えてから手分けして配ることになります。

自区域を終えてからになりますので、当然、お客さんに対しては遅配となり、クレームが多くなってしまいます。

最悪は、やむをえず、当日休みの人を起こして、その起こした人の区域を配ることになっていた代配者を欠配者の区域に回して配るなど、いずれにしてもみんなに迷惑がかかってしまう行為です。

欠配の理由としては、前日にお酒を飲みすぎて時間になっても起きれず、他の人が起こしても起きずにそのまま寝込んでしまったというケースや、ついつい遊びすぎて仕事が面倒になってしまったというケースなどがあるようです。

その他、仕事が嫌になり、やめる覚悟で欠配する場合もあるようです。

もちろん、急な病気や正当な理由があり、なおかつ店長などがまだ店にいる時間帯に電話で事情を話し、了解をもらった場合は欠配にはなりません。

店長などの責任者がいる時間、夜9時頃までであれば、シフトの調整などができるからです。

このようにみんなに迷惑がかかってしまう行為ですので、どの販売店でも欠配した場合のペナルティも厳しいのが一般的です。

以前私がいた店では、罰金として数万円を給料から天引きされるというところもありました。

また、罰金が無くても即解雇、もしくは一回目はなんとか許されても、2回目は即解雇という店もありました。

新聞配達のバイトをする上で、欠配に関してだけはバイトだからという甘えは許されない店がほとんどだと思いますので、欠配だけはしないように気を付けましょう。