留守止めと再入とは?

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▶ 留守止めと再入

新勧と約切れ、即入など契約に関する入り止めの他に、留守止めと再入というものもあります。

新聞配達の仕事をする上でこの留守止めと再入もミスをしやすい事柄ですので、どういうものなのかポイントを押さえておきましょう。

留守止めとはその名の通り、現在購読している読者が、なんらかの理由で家を留守にするため、一時的に配達を中止することをいいます。

理由としては、例えば、単身者が旅行、出張、入院などで一時的に家を空ける際、その間も配り続けるとポストに新聞が溜まってしまい、留守だということが外部からわかってしまうため不用心だからという理由もあるでしょう。

また、おもに購読している旦那さんが不在にするため、その間、読む人がいないからという場合もあります。

留守止めの期間は2~3日という場合もありますし、入院の場合はお客さんから連絡があるまで長期間の場合などケースバイケースです。

留守止め期間中の新聞ですが、もしお客さんがその間の新聞を後で読みたいという場合は、取り置きといって専用の袋に保管しておき、戻ってきたときにまとめて届けます。

もしその間の新聞はいらないという場合は、取り置きはしないでその間の購読料を日割りで値引くという場合もあります。

反対に留守止めで一時的に中断していたお宅に再度配達を開始することを再入といいます。

これらの留守止めと再入は、けっこう頻繁にあります。

また、ミスをしやすいポイントでもあります。

留守止めで中断しなければならないお客さんにうっかり配ってしまった場合、帰ってきて新聞が入っているのがわかればクレームの電話がかかってきます。

また、再入で配らなければならないのに入れ忘れれば、不着になってしまいます。

まだ1件や2件ぐらいならいいのですが、特に年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期など行楽や帰省シーズンになると多くの留守止め再入が発生します。

あるお宅は3日間、あるお宅は1週間、あるお宅は取り置き・・・など管理も複雑になります。

初めて新聞配達のバイトをする人にとって、こうした留守止めはミスが非常に起こりやすいポイントですので、普段から順路帳に記入する習慣を身に着け、留守止めが多いシーズンは順路帳を見ながら慎重に配ることが重要です。