新聞配達の時間について

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▶ 新聞配達の時間

朝刊と夕刊では、それぞれ配達時間は異なります。

まず出勤時間ですが、私が今まで勤めていた販売店では、社員、バイトにかかわらず朝刊がAM2:30、夕刊がPM3:00でした。

ただし、地域や新聞の系統によっては、これよりもう少し早まったり遅かったりしますので、一概には言えません。

そもそも出勤時間は、新聞が販売店に届く時間に合わせています。

新聞は工場で印刷され、工場からトラックに積まれて各販売所まで届けられます。

従って、新聞の系統によっては記事の締め切りに違いがあったり、工場から販売所までの距離に違いがあったりなど、いろいろな関係で届く時間が異なるため、出勤時間も一律ではないのです。

それでは、朝刊と夕刊のそれぞれの時間についてみていきたいと思います。

朝刊の時間

まず、店に出勤してから配り終えるまで、おおまかな作業にかかる時間は以下のようになります。

ここでは、配達部数を300部、区域は平場(住宅街)とした場合の目安です。

出勤AM2:30
 ↓
新聞の店着⇒積み下ろし約5分
 ↓
チラシ入れ約15分~20分
 ↓
バイク等に積み込み約5分~10分
 ↓
配達約2時間半
 ↓
退社AM5:30頃

以上のように、チラシ入れなど準備に約30分、配達に2時間半ぐらいで、慣れてくれば、出勤してから退社するまで約3時間ぐらいです。

ただし、これはあくまで平均的な目安で、以下の要素が加わればさらに延びます。

雨のとき

雨の日は、晴れの日に比べ、約20分~30分ぐらいは余計にかかってしまいます。

なぜならば、雨の日には、新聞が雨に濡れないように、専用の機械で一部一部をビニールでラッピングしなければならないからです。

もちろん、多少の雨であれば、全部ラッピングする必要はありませんが、どしゃ降りの時には全部ラッピングします。

その場合、チラシを入れながらラッピングをするという流れになりますので、雨の日は準備に要する時間は約30分ぐらい余計にかかり、その分、配り終える時間もいつもよりも遅くなってしまいます。

チラシが分厚いとき

朝刊は新聞に一部一部手作業でチラシ(折り込み)を入れていかなければなりません。

そのチラシは、曜日によって枚数が違い、薄いときもあれば分厚いときもあります。

分厚いときは、新聞に入れた際、当然一部当たりの新聞も分厚くなり重くなります。

そうすると、バイクに新聞を積んでもそれほど多くは積めませんので、積めなかった分は逓送(転送)といって、車で配達エリアの中継点まで運んでもらいます。

まず、この中継地点で残りを積み込む作業に時間がかかってしまいますし、全体に重いので薄いときに比べ、バイクのスピードも遅くなるので、こうしたチラシが分厚いときも配達時間がいつもより余計にかかってしまいます。

新聞が店に届く時間が遅くなったとき

冒頭でも書きましたが、まず工場からトラックで各販売店に新聞が届けられるわけですが、これを店着と呼んでいます。

しかし、この店着時間も一定ではありません。

例えば、深夜に重大事件が発生した場合など、記事の締め切りギリギリまでかかってしまうので、それに伴って店着が遅くなるという場合もありますし、その他にも印刷工場の輪転機の故障で店着が遅くなるということもあります。

送れるときは、30分前後遅れる場合もあり、そうした場合には当然、配り終える時間も遅くなってしまいます。

▶ 夕刊の時間

配達部数を200部、同じく平場とした場合の目安です。

出勤PM3:00
 ↓
新聞の店着⇒積み下ろし約5分
 ↓
バイク等に積み込み約5分
 ↓
配達約1.5~2時間
 ↓
退社PM5:00頃

夕刊は朝刊のようにチラシ入れという作業はありません。

年に数回あるかないか程度に、夕刊にも折り込みを入れる場合もありますが、基本的に夕刊には折り込みは無いからです。

また、配達部数も朝刊よりも少ないです。

これは、以前のように朝夕刊のセットで購読契約する読者が減り、朝刊だけの購読契約をする読者が増えたためです。

朝刊で300部を配るとしても、夕刊は200部を切る区域や朝刊の半分ぐらいの区域もあります。

そして、何よりも夕刊は朝刊に比べページ数も少ないので、非常に薄いです。

こうしたこともあって、夕刊の配達は、準備を含めて配り終えるまで、約1時間半~2時間ぐらいで終了します。

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