新聞配達の仕事自体は、それほど難しくなく、体が元気であればだれでもできる仕事だと個人的には思っています。
しかし、各販売店によって正社員やバイトの採用基準も違うのも事実です。
このページでは、新聞配達の資格や経験などおおまかな傾向を見てみたいと思います。
新聞配達の資格
年齢や性別、その他免許など実際にはどういったものが資格として求められるのでしょうか。
年齢、性別
以前と違って、現在では法律によって求人募集の際には、資格として年齢制限や男女の区別は記載できないことになっています。
なので、実際にその販売店に問い合わせるか面接してみないと、性別や何歳まで募集しているのかわかりません。
まず性別については、実際に女性の配達員も多いですし、集金や折り込みではバイトとして女性も多く働いていますので、新聞配達のバイトに関してはあまり男女の区別はないと思います。
次に年齢ですが、まだ法律で年齢制限の表記が禁止される前には、資格の年齢の欄には35~40歳までとしているところが多かったように記憶しています。
やはり、配達、集金、営業と全部をこなす場合は、体力勝負という面もありますので、できるだけ若いスタッフを揃えたいというのが本音だと思います。
しかし最近は、どうしても新聞配達と言えばきついというイメージがあるのか、若い人がなかなか応募してこないと聞きます。
また、実際に入社しても社員の場合は1日の拘束時間も長く、やはりきついということでなかなか若いスタッフが定着しない傾向にあるのも事実です。
そこで、その穴埋めをすべく、バイトの場合は比較的年齢が高くても採用される場合があります。
実際に以前いた店では、40代、50代が新しくバイトとして入ってきていたというところもあります。
ですので、多少年齢が高いと思ってもあきらめず、応募してみるのもいいかと思います。
免許
新聞配達で唯一必要とされる資格があるとすれば、それは原付免許です。
もちろん原付免許が無くても自転車がありますので、採用してくれるお店もあるとは思います。
ただ、自転車とバイクでは配る時間も30分~1時間前後は差が出てしまいます。
元々経験者で自転車に慣れているという人は別ですが、バイクの方が効率が良いのも事実です。
効率を求めるお店としては、やはりバイクで配れる人をできるだけ求める傾向にあり、実際に求人募集欄にも必要な資格として原付免許を記載しているところが多いです。
その他、普通車免許も比較的重宝されます。
配る新聞の部数が多い区域の場合は、ワンボックスで区域の中継地点まで新聞を置きに行く逓送という仕事がありますが、もし自動車免許があれば、逓送要員として採用してくれる場合もあります。
新聞配達の経験
冒頭にも書きましたが、基本的に誰でもできる仕事ですので、あまり経験は問われません。
しかし、販売店の事情によっては、そのあたりも違ってきます。
欠員が出て、できるだけ早く補充したいお店の場合ですと、すぐに配れる経験者を求めるでしょうし、営業の即戦力を求めるようなお店ですと、やはり営業実績のある経験者を求める傾向にあります。
一方では、良いイメージをお客さんにアピールしたいお店の場合ですと、業界にどっぷりとつかった経験者よりも未経験者を好む傾向にあります。
いずれにしても、その販売店の方針やその時の状況によっても違います。
ただ、バイトの場合はあまり経験のあるなしは問われない場合が多いので、経験があっても無くても気にせずに、まずは応募してみるといいかと思います。