新聞配達の仕事をする上で、ある区域の担当者が休みのとき、代わりに配ることを代配(だいはい)といいます。
バイトが休みの場合は、だいたい区域担当の社員が代配者になります。
または、比較的ミスも少なく、いろいろな区域を配り慣れている専任の人がなることも多いです。
新聞配達のバイトとして入社しても、慣れてくればバイトでも代配者になる場合もあります。
休めるのは基本的に週1回ですので、代配者からすれば、基本的に休みの人の区域を週に1回しか配達しないわけですので、順路帳を頼りに配ることになります。
順路帳に変更があってもそれが記入されていなければ、代配者はその通り配るしかありません。
なので、自分が休む前には順路帳をチェックし、留守止めなどの入り止めがしっかり記入されているかどうかを確認し、もし引き継ぎ事項があれば、代配者に伝えておくことが重要です。
代配と似た言葉に、臨配(りんぱい)という言葉もあります。
店内の休みの人の区域を代わりに配るのが代配なのに対して、臨配は、ある区域を配達していた人間が辞め、募集してもなかなか新しい人が入ってこないという場合、外部の業者から人を派遣してもらい臨時にその区域を配ってもらうことです。
臨配は、新しい人が入ってくるまでですので、早ければ数日ということもありますし、なかなか入ってこなければ何ヶ月も頼むこともあります。
派遣という形ですので、臨配の給料は社員やバイトよりも良いようです。
その代り、派遣されて順路取りをすればその日の夕刊からでも配れるぐらいの熟練が必要です。
もともとあまり定着率のよくないところに、人が辞めてもなかなかすぐに新しい人が入ってこないという状況もあり、臨配の依頼は結構あるそうで、あっちこっちの店に絶えず移動しなければならないという話を聞いたことがあります。
ちなみに、代わりに配るという意味合いから、この臨配も代配と呼ぶ場合もあるようですが、一般的には、上記のように代配と臨配は違う意味合いで使う場合が多いです。