簡単に言ってしまえば、配達区域ごとにその区域の全読者の名前が配る順番通りに記載されている帳面が順路帳です。
新聞配達の仕事で、頻繁に使用するものなので、少し概要を見ていきたいと思います。
順路帳は、1枚の用紙に片面5軒分、両面で10軒分ほどの読者名が記載されているものを束ねて、片側の2つの穴にひもを通して固定したもので、配達中、手に持ちやすいように横25~30㎝×縦10㎝ぐらいの大きさになっています。
紙製なのですが、雨で濡れますので濡れても破けないように、通常の紙よりは強度もあり、防水加工がされています。
以前は空白のフォーマットに手書きで一軒一軒記入していましたが、現在ではパソコンで打ち出せるようになっています。
順路帳には、以下ような情報が記載されています。
- 読者の名前、住所
- 新聞の銘柄
- 指定があるところは配達時間
- 順路記号
- 入れ場所
- その他注意事項
新聞の銘柄については、本紙だけではなくその他にもスポーツ紙などの諸紙などがありますので、配達する新聞の種類は必ず記載しておく必要があります。
配達時間については、これは必ず記載するわけではなく、何時までに届けてほしいというお客さんからの要望があればそれを記載します。
入れ場所とは、例えばマンションなどの場合、1階に集合ポストがあってもそこに入れず、部屋のドアのノブに挟んでほしいなどの要望などがあれば記載するものです。
その他、お客さんによって、いろいろな要望がありますので、そうした注意事項などがあれば併せて記入します。
そして、何か変更があれば、随時、順路帳を加筆修正していきます。
こうした情報も、毎日配っていればだいたい頭に入りますので、毎日順路帳を持ち歩くということはあまりありませんが、例えば、月末や月初めなどの入り止めが多くある場合など必要になりますし、自分が休みの日に代わりに配る代配の人には必要になりますので、順路帳を常に最新のものにしておくことが重要です。