配達の基本とは?

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▶ 配達の基本

新聞配達の仕事は、入れ忘れず、遅れず、確実にポストに届けるのが基本です。

この基本に沿って、日々、工夫しながら自分なりの効率的な配り方を身に着けていくものだと思います。

新聞配達のバイトが初めての人は、先輩の人からいろいろ教えてもらえるかと思いますが、ここでは、私の経験から覚えておいた方がいいと思われる配り方の基本について何点か挙げてみたいと思います。

団地やマンションなどは上から下へ

例えば、5階建ての団地の5、4、2階にそれぞれ配達しなければならない場合、まず5階に上って下りながら4、2階と配っていくのが基本です。

別に2⇒4⇒5と上りながら配っても構いませんが、一気に上って下りながら各階を配った方が効率的ですし、体力的にも楽です。

これは、エレベーターのある建物の場合にはっきりしてきます。

エレベーターがあっても待ち時間がロスしてしまいますので、なるべく何回も使いたくないものです。

そうした場合、まずエレベーターで上まで上れば、あとは階段を使ったとしても下りる分には楽です。

早く効率的に配るという点において、常に上から下へという習慣を身に付けておくべきでしょう。

ポストは確実に中に入れる

ポストの形状はさまざまなので、一概には言えませんが、中までスッポリと入るような形状のポストの場合は、中まで落とし込むのが基本です。

理由の一つには、例えばポストからはみ出していいると、配り終えた後に雨が降ってきた場合には濡れてしまい、クレームに発展することもあるからです。

そしてもう一つは、道路に面したポストではみ出していると、抜かれる、つまり新聞を盗られる場合があるからです。

新聞を盗む人なんていないだろうと思われがちですが、過去の経験からも実際にあることです。

もちろん、アパートやマンションのドアのポストのように中まで入らない形状のものもあります。

その場合でも新聞が奥にあたってコツンと音がするまで入れるのが基本です。

中途半端に入れると垂れ下がって下に落ちる場合もあるからです。

ただ、あまり中に押し込むと、中のふたが音を立てて開いてしまったり、玄関脇のポストの場合は落とし込むと中でチラシなどが散らばってしまったりしますので、あくまでポストに応じてケースバイケースです。

配達部数は毎日数えてから積み込む

これは、不着誤配をできるだけ防ぐためです。

例えば、バイクに積み込んだ時に300部あったとして、配り終わって1部余っていれば配り忘れが1件あるということです。

どこで入れ忘れたかを後から思い出すのは難しいですが、順路帳を見なおすと気づく場合や、例えば、よく不着するところや今月から配りだした新勧読者などのポストを確認しに行くと入れ忘れていたということもあり、不着を未然に防ぐことができます。

また、諸紙は部数が少ないので、もし余ったらどこに入れ忘れたかがすぐにわかります。

これをもし部数を数えず、だいたいこのぐらいだろうと適当な部数を積み込んだ場合、余っても不着によるものかどうかがわかりません。

なので、チラシ入れなどの際に自分で数え、実際に配る部数ピッタリに持って行くのが基本です。

ただ、途中で破れたり、汚れたりする場合がありますので、本紙は配達部数+1~2部余分に持って行く方がいいです。

諸紙はもともと余分があまりない場合がありますので、部数ピッタリに持って行くことが多いです。

配達部数は常に一定ではなく、留守止め再入などで変動しますので、毎日の部数を把握しておくことが重要です。