雨の日の準備や対処はこうしよう

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▶ 雨の日の配達

長く新聞配達の仕事をしていても、雨の日、特にどしゃ降りの日などは気が滅入るものです。

冬場の雨は冷たいですし、夏場はカッパを着ると蒸れて不快だというのもあります。

小雨であれば、カッパは着ないこともありますが、やはりどしゃ降りの日はカッパや長靴は必要です。

カッパを着る着ないという問題もありますが、さらに新聞という紙と雨という相性の悪さもあります。

配っている最中も極力新聞を濡らさないように気を使わなければなりません。

そうした気遣いをしないで済むように、新聞をビニールでラッピングする機械があります。

ラッピングする機械の種類は、店によっても違いますが、例えば以下のような機械です。

例)川上機工株式会社 ラッピングマシーン

新聞を機械の挿入口に入れると、機械の中で新聞の両面からビニールで挟み込み、密封してくれるというものです。

機械でラッピングすることを業界では雨ビと呼ぶことが多いです。

この雨ビですが、比較的小雨の時は、全部数の一部だけとか、濡れそうなところだけをするだけで済みますが、やはり大雨の時は部数全部をしなければなりません。

全部雨ビする際は、やはり時間がかかります。

作業時間は部数にもよりますが、だいたい20~30分ぐらいはかかってしまいます。

バイトなど最初の内は社員の人が手伝ってくれますが、慣れてくれば基本的に自分で全部しなければなりません。

このように、雨の日の配達はこのような準備等で晴れの日よりも時間が余計にかかってしまう点もなんとなく気が滅入ってしまうところです。

▶ 雨が途中で降ってきた場合

配達前から降っている場合は、それなりに準備もできるのですが、途中から降ってくるときの方が厄介です。

天気予報では大丈夫だったのに急に降ってくるということもありますし、夏場の夕刊時など急に夕立が降ってくるということもあります。

このような時は雨ビなどしていないという場合もありますので、降り方によってはやむを得ず、店に戻って雨ビをするという場合もあります。

ただ、使用するバイクや自転車は、基本的に前カゴにはカゴを覆うシートが装着してありますし、荷台に新聞を積むときには綿布というシートを巻きますが、綿布を新聞の幅よりも広げて巻いておけばそうそう新聞が濡れるものではありません。

なので、まだ降ってはいないけれども、天気予報では降りそうな予報だったり、空が曇っていてなんとなく降りそうな場合には、前カゴに積む分だけは雨ビをしておくとか、荷台の綿布はあらかじめ広げて巻いておくなどの工夫が必要かと思います。

新聞配達のバイトをする上で、以上のように雨の日はなかなか慣れないかと思いますが、雨でも配達が中止になることはありませんので、そのあたりは気持ちを切り替えて、何度か経験すれば徐々に慣れていくものではないかと思います。