普段はあまり注意して見ることもありませんが、新聞配達の仕事をしてみると、いろんな形状のポストがあることに気づきます。
配達では、ポストの形状に応じて、最も収まりのよい折り方で新聞を折って入れていきます。
また、その日のチラシの分厚さによっても新聞の厚みが違ってきますので、厚みに応じて折り方も変えていかなければなりません。
新聞配達のバイトを初めてする場合、店でこうしたことも教えてくれると思いますが、ここでは、基本的な折り方について取り上げてみたいと思います。
横二つ折り
最もよく使う折り方です。
ポストに入れる向きは、折り曲げて丸まった部分から横向きに、もしくは固い部分から縦向きに投入します。
一軒家などのポストでは、だいたい横向きに入れる場合が多く、アパートなどのドアポストの場合は縦向きに入れる場合が多いです。
縦二つ折り
これも比較的よく使う折り方です。
団地やアパートのドアポスト、一軒家の玄関わきのポストなど投入口が狭い場合に効力を発揮します。
特に厚みが分厚いときによく使う折り方です。
三つ折り
上記2つの折り方よりは、使う頻度は低いです。
この折り方は、アメリカンポストやドアのノブに挟む場合などによく使います。
四つ折り
この折り方は、おもに夕刊など厚みが薄いときに使用しますが、朝刊でもチラシが薄いときには使えます。
ただし、ドアのノブに挟む際、ズレ落ちないように分厚くても四つ折りにする場合もありますし、夕刊はさらに折り曲げて六つ折りにする場合もあります。
以上のような種類の折り方があるわけですが、投入口に入れる方向は、基本的に新聞の背中、つまり先端の柔らかい方ではなく、固い方から投入します。
これは、お客さんはだいたいドアの中から引き抜きますので、固い方から入れた方が抜きやすいからです。
ただ、正月版など極端に分厚いときは、そもそも固い方が入らないので、先端の柔らかい方から入れて、外から抜いてもらうこともあります。
最初は、どの折り方で投入すればよいのか試行錯誤するかもしれませんが、配達に慣れてくると、ポストを見れば勝手に手が動いてくれますので、初めてのバイトでもあまり心配しなくてもいいかと思います。