新聞配達の仕事をする上で、入りと止めの管理は重要です。
その中で月初めに大幅な入り止めがある新勧と約切れは、ミスが起こりやすいということを見てきました。
その他、入り止めが発生するものとして、即入と即止め、留守止めと再入というものがありますが、ここでは即入と即止めについてみてみたいと思います。
即入(そくにゅう)
自店が扱う新聞を新たに契約し、明日からすぐに配達を開始することを即入といいます。
新聞の購読契約は、通常月単位ですので、月初めから3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月というように契約します。
ただ、少しでも長く契約してもらいたいため、月途中の契約の場合は、当月の購読料は日割り、もしくはサービスとし、翌月から3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月というように契約します。
即入が発生するケースとして、例えば、自区域に月途中で転入してきた読者と契約した場合、明日からすぐ新聞を読みたいという場合や、今までどの新聞も購読していない読者(無読)と契約した場合、また、現在他紙と今月末まで契約しており、自店の新聞は来月からの契約になるが、サービスで今月から入れるケースがあります。
即入の場合の当月の購読料は、前半の契約であれば日割りとし、後半の契約であれば無料とする場合や、前半であっても当月は無料とする場合など、各販売店によって異なります。
なお、即入はなにも月途中だけではなく、例えば当月月末に契約し来月1日から配り始めるという場合でも即入です。
とにかく、契約した日の翌日からすぐに入れるのが即入と理解してもいいかもしれません。
即止め
即入が明日から配達を開始するのに対し、当日、もしくは明日から配達を止めることを即止めといいます。
即止めが発生するケースとしては、不着や遅配などミスが多いなどのクレームで止まる場合や、転出するので止めるという場合、また一度は新勧で配り始めたが、他紙との契約が重複していたため、月ずれとなり止める場合など様々です。
どちらかというとトラブルに関連して即止めとなるケースも多いです。
即入と即止めは、それほど頻繁にあるものではありませんが、即入など新規で購読するお客さんに対して不着などするとやはりクレームになったりしますし、トラブルで即止めになったお客さんに配ってしまうと、これもクレームになったりしますので、注意が必要です。
新聞配達のバイトの場合は、区域担当者の社員からその都度指示がありますので、即入、即止めの指示があった場合は、すぐに順路帳に記入しミスが無いようにしましょう。