本来配るべき銘柄とは違う銘柄の新聞を配ってしまうこと、また自店の購読者ではないお宅へ配ってしまうことを誤配といいます。
新聞の種類で説明しましたように、配達する新聞には大きく分けて、その販売店が属する系統の新聞社の本紙とそれ以外の諸紙とに分けられます。
例えば、本紙を契約している読者へスポーツ紙を配ってしまうと誤配になります。
また、全国紙と地方紙を合売しているお店の場合、例えば、朝日新聞と日経新聞など両方扱っているというような場合、どちらも一般紙なので、ついうっかり誤配してしまうということもあります。
その他にも、諸紙同士で間違えてしまうということもあります。
通常、朝刊は暗い中配りますが、本紙と諸紙では厚みも違いますのですぐ気が付くのですが、諸紙同士だとどちらも薄いので、つい間違えて誤配してしまうこともあります。
諸紙は部数も少ないですし、部数ぴったりに持って出ますので、誤配すると足りなくなるので比較的自分で気が付きますので、誤配は滅多にしないものです。
ただ、本紙を配るところにスポーツ紙を配り、スポーツ紙を配るところに本紙を配った場合、部数はぴったり合うので、配り終わっても本人は気が付かないという場合もあります。
そうした場合はやはり後でお客さんから電話がありますので、電話当番が届けるということになります。
また、銘柄の誤配ではなく、自店の購読者ではないお宅へ配ってしまうということもたまにあります。
以前読者だったけれども契約が切れた読者に対してつい慣れで入れてしまうという場合や団地などの場合、一部屋間違えて隣に入れてしまうという誤配もあります。
このケースの場合は、あまり大きなクレームになることはありませんが、「契約していないのに新聞が入っている」ということで電話がかかってくる場合もあります。
誤配を防ぐには、本紙と諸紙は分けて積み、わかりやすいように区別しておくことが重要です。
諸紙は通常、前カゴに積むことが多いですが、その際も、あらかじめ配る順番に諸紙を組んでおくことも重要かと思います。
また、配達部数もあらかじめ数えていき、足りなくなった場合は誤配を疑い、可能性のあるお宅に戻って確認するという作業も必要かと思います。
新聞配達のバイトをはじめて、最初の頃は銘柄もなかなか覚えにくく、誤配も結構しがちなので、注意すべきミスです。